「認知症」のよくある質問(FAQ)
Q. 認知症と物忘れの違いは何ですか?
加齢による物忘れでは、体験の一部を忘れることが多い一方、認知症では体験そのものを忘れてしまうことがあります。例えば、「朝食の内容を思い出せない」のは加齢による物忘れでもみられますが、「朝食を食べたこと自体を忘れる」場合は注意が必要です。また、日常生活や社会生活に支障が出ているかどうかも重要な判断材料です。
Q. 若い人でも認知症になることはありますか?
あります。65歳未満で発症する若年性認知症があり、働き盛りの世代でも発症する可能性があります。仕事上のミスが増える、段取りが難しくなる、約束を忘れる、性格が変わったように見えるなどの変化が続く場合は、早めに相談しましょう。
Q. 認知症は治りますか?
認知症の種類によって異なります。アルツハイマー型認知症などは完全に治すことが難しい場合がありますが、治療によって進行を緩やかにしたり、精神症状を和らげたりできる可能性があります。一方で、うつ病、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症、慢性硬膜下血腫など、認知症に似た症状を起こす病気の中には、治療によって改善が期待できるものもあります。
Q. 何科を受診すればよいですか?
精神科、心療内科、神経内科、脳神経内科、もの忘れ外来などで相談できます。特に、不安、不眠、抑うつ、妄想、幻覚、怒りっぽさなどの精神症状を伴う場合は、精神科や心療内科も相談先になります。必要に応じて、画像検査や専門医療機関への紹介を受けることもあります。
Q. どのタイミングで受診すればよいですか?
物忘れが増えた、同じ話を繰り返す、仕事や家事のミスが増えた、慣れた場所で迷う、性格が変わったように感じるなどの変化が続く場合は、早めの受診をおすすめします。本人が受診を嫌がる場合は、まず家族だけで相談し、受診につなげる方法を医療機関に相談することも選択肢です。